バイトを辞めたい…伝えるタイミングと切り出し方(例文あり)
アルバイトを辞める時は、少なからず気まずさを感じるものです。この記事では、バイトを辞める際の伝え方やタイミングや、最初にどう切り出すかを例文とともに基本マナーを紹介します。
【目次】
バイトを辞める時の基本の流れ
契約期限のないアルバイトの場合、民法では辞める意思を退職する2週間前までに伝えるとされていますが、実際は、シフトの穴を空けないようにスタッフのシフト調整や追加採用を考慮して1ヶ月以上前までに退職意思を伝えるのが理想です。退職に関するルールは、会社ごとに就業規則や雇用契約書に定めていることが多いので、まずはその規定を確認するところから始めます。退職の意思を伝えた後は、正式な退職日、引継ぎや必要書類の有無、返却品などの確認をします。
・正式な退職日
・最終出社日
・引継ぎの方法
・退職書類の有無
・他のスタッフにいつ伝えるか
・制服などの返却方法
・最後のバイト代の受け取り方
バイトを辞める意思の切り出し方
最初にバイトを辞めたいことは誰にどう切り出して話すかについて解説します。
伝える相手や手段
退職を伝える相手は、バイト先の同じ現場で働く一番偉い人になります。通常は店長などそのバイト先を取り仕切る人に対面で直接伝えます。電話やメールを使うのは、どうしても店長と直接顔を合わせる機会がない場合のみです。
切り出すタイミング
店長や上司に切り出す際は、店長の休憩中や仕事終わり、またはお客様などが少ない時間帯など、忙しくないタイミングに声をかけるのが良いです。周りに多くのスタッフがいないと話しかけやすいですが、機会を逃して後々になるよりは、周りに人がいても早めに話しかける方が良いでしょう。
切り出し方と例文
店長や上司に声をかける際の切り出し方は、最初に「話をする時間がもらえないか」と断り、その場で時間がもらえるか後で時間をもらうかの確認までは必ずするようにします。時間がもらえたら本題に入ります。ここで伝えることは、バイトを辞めたい理由と辞めたい時期です。「学業、受験、就職活動が忙しい」など納得度の高い理由を伝える、退職希望時期も明確に伝えることがポイントです。
▼最初に声をかける切り出し方の例文
「店長、お話ししたいことがあるのですが、今、お時間大丈夫でしょうか/後でお時間頂けませんか」
「店長、お話ししたいことがあるのですが、後でお時間頂けませんか」
▼後で時間をもらうことになった場合の例
(上司:わかった、また〇時に声かけてください)
「ありがとうございます。それではまたバイト終わり(または休憩中など)にお願いします」
▼すぐに時間を取るのが難しい場合の例
※具体的に時間の約束をもらうことがポイントです。
▼辞めたいと伝える例文
「お忙しいところありがとうございます。大変申し訳ないのですが、夏休み丸々2か月近くアルバイトをせずにゼミや旅行に集中したいと考えています。そのため、ご迷惑をかける前の〇月末でアルバイトを辞めたいと考えています」
引き留めにあった時の断り方
辞めたいことを伝えたものの、人手が足りない・忙しいなどという理由で引き止められるケースもあります。この場合は、「どうしても続けることができない」理由を重ねてよりはっきり伝え続けることが大切です。
タイミングとマナーを守って円満退職を
アルバイトを辞める際のポイントは「退職を切り出すタイミング」です。シフトが決まった後や直前に急に辞められるのは、お店に迷惑がかかってしまうので理想は1ヶ月前まで、遅くても2週間前までには伝えましょう。
※更新履歴:
2016年9月4日
2021年2月16日
2023年6月15日